インスリン注射は、“週に1回” の時代へ | 新宿区西新宿の皮膚科・内科 | 西新宿サテライトクリニック
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インスリン注射は、“週に1回” の時代へ

2024年11月、日本におけるインスリンメーカーの1つであるノボ ノルディスク ファーマ株式会社は、新規インスリン製剤『アウィクリ注フレックスタッチ®』の薬価収載決定を発表しました。

このインスリンの最大の特徴は、注射回数が1週間に1度でよいという点です。

いうまでもなくインスリンは糖尿病治療の中心的薬剤の1つであり、わが国でも世界中でも多くの患者さんが自己注射を続けておられます。現在、最もベーシックな注射法でも1日1回という打ち方が一般的で、これは現状のインスリン製剤の効果持続時間が、最も長いものでも40数時間まで、という特性に基づくものでした。

一方、この新しいインスリン製剤『アウィクリ』とは、インスリン分子を構成するアミノ酸の鎖にバイオテクノロジーを用いて変化を加えることで、約7日間に及ぶ効果持続時間を実現させた薬剤であり、これにより ”毎週1回のみのインスリン注射”という新たな注射法の選択肢が加わりました。発売予定は2025年1月30日となっており、当院でも発売と同時に処方が可能となる体制を整えて参りますので、ご興味のある患者さんは、注射単位数の決め方などの細かい点を含め、糖尿病専門医までご遠慮なくご相談下さい。


                                   2024年11月 ノボ ノルディスク ファーマ社発行文書より

                          2024/12/4 西新宿サテライトクリニック 三輪 隆