最近のスマートウォッチでは心電図を記録することが出来る機種があります。厚労省が2020年に医療機器として認可したこともあり、日本でも購入する人が増えているそうです。医療機関で行われる12誘導心電図と異なり、一つの誘導心電図ですが、拡大も出来るので不整脈の診断にはかなり役立ちます。ドキドキ、ドキッ、バクバクなどの動悸の症状がある場合は医療機関を受診される方も多いと思いますが、不整脈には無症状の方も多くいらっしゃいます。その不整脈の中でも“心房細動”は高齢になるにしたがって有病率も高く、心房内に血栓が生じて脳梗塞の原因ともなりますので、症状がなくてもスマートウォッチで不整脈を疑われた際には、その心電図を残したまま受診されることをお勧めします。
![](https://ns-scl.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/0279dcb3b91abf419878ad23649f2191.png)
一過性(発作性)心房細動の心電図
![](https://ns-scl.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/f9bd09cc9eaf5be55e6deeabf4bfc634-1-1024x287.png)